2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧
今日のおすすめ本。2015年10月31日はこちらです。 『世界の四大花園を行く—砂漠が生み出す奇跡』野村哲也著 中公新書 「花の季節は、一日一日、風景が目に見えて変っていくんだ。同じ場所が、たった一週間で、まったく色の違う花園に生まれ変わる。何度見て…
誠に勝手ながら、30日(金)は店休日とさせていただきます。ご迷惑をお掛けいたしまして申し訳ありません。何卒よろしくお願いいたします。 今日のおすすめ本。2015年10月29日はこちらです。 『インド神話』ヴェロニカ・イオンズ著 酒井伝六訳 インドラは嵐の…
誠に勝手ながら、30日(金)は店休日とさせていただきます。29日(木)は営業いたします。ご迷惑をお掛けいたしまして申し訳ありません。何卒よろしくお願いいたします。 今日のおすすめ本。2015年10月28日はこちらです。 『伝奇集』ホルヘ・ルイス・ボルヘス著 …
今日のおすすめ本。2015年10月27日はこちらです。 『その最後の世界』石川達三著 新潮文庫刊 流浪には流浪の面白さがある。殊に若いうちは流浪の魅力にひかれることもある。彼自身にも二十代の頃には、そういう心のロマンに誘惑を感じた時代もあった。生活の…
今日のおすすめ本。2015年10月26日はこちらです。 『失踪』ビル・プロンジーニ著 高見浩訳 最初にーただひとつ—目に入ったのは、彼女の瞳だった。 大きくて優しい、鮮やかな緑色の瞳。生き生きとして暖かい、それでいて、きびしいお仕置きを受けた子供が“お…
今日のおすすめ本。2015年10月23日はこちらです。 『能面殺人事件』高木彬光著 角川文庫刊 千鶴井家の立っている岬へかかったとき、僕は世にも悲しいピアノの音を耳にした。曲はたしかに、リストのハンガリア狂詩曲第六番、平素でも聞く者の心に、何か物狂わ…
今日のおすすめ本。2015年10月23日はこちらです。 『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ著 千野栄一著 集英社文庫刊 ただ偶然だけがメッセージとしてあらわれることができるのである。必然的におこることや、期待されること、毎日繰り返されることは…
今日のおすすめ本。2015年10月22日はこちらです。 『さようなら、コタツ』中島京子著 集英社文庫刊 きっちりと計った粉をボウルに入れると、ほうれんそうの茹で上がりをチェックして、ザルにざっとあけて水を切り、流水に晒してアクを抜いたものを手でギュッ…
The Birthday NEW ALBUM『BLOOD AND LOVE CIRCUS』。『モア・ビート』と並べて販売しております。 BGMももちろん『BLOOD AND LOVE CIRCUS』。店内でひとり首を振りまくっております。 オリジナル特典ポスターも若干枚数残っておりますので、まだお持ちでない…
10月21日発売!The Birthday NEW ALBUM『BLOOD AND LOVE CIRCUS』。 Fabulousでもご予約を開始いたしました。 『GOLD TRASH』に引き続き、チバさん自らがアートワークを手掛けられたB3サイズのポスターを、Fabulousオリジナル特典としておつけいたします。 …
The Birthday NEW ALBUM『BLOOD AND LOVE CIRCUS』。本日入荷したしました。 本日までにご入金いただいた方の分はすべて、本日の最終便で出荷いたしました。早い方で明日にはお手元に届くかと思います。もうしばらくお待ちください。 FULLBODYのLOVE!! Fab…
誠に勝手ながら24日(土)は15時閉店、また25日(日)は店休日とさせていただきます。ご迷惑をお掛けいたしまして申し訳ありません。なお22日(木)は営業いたします。また20日(火)、21日(水)、22日(木)は、20時まで営業いたします。何卒よろしくお願いいたします…
今日のおすすめ本。2015年10月18日はこちらです。 『フランス料理は進化する』宇田川悟著 文春新書 フランスの大食漢といえば、私たちはすぐにフランス・ルネッサンスを代表するフランソワ・ラブレーの『ガルガンチュアとパンタグリュエル』を思い出す。産ま…
今日のおすすめ本。2015年10月17日はこちらです。 『不思議な少年』マーク・トウェイン作 中野好夫訳 岩波文庫刊 彼は、わたしたちを安心させるのに懸命のようだった、しかも、なかなかうまくこつを心得ているのである。つまり、こうも生まじめで、ものやさ…
今日のおすすめ本。2015年10月16日はこちらです。 『一千一秒物語』 稲垣足穂著 新潮文庫刊 この弱々しげな女の子の存在に気がついたのは、紺と褐のつばくろが渡ってくる頃で、よく雨が降った。(中略) 港口正面の掘割の岸にある彼女の家は、荷揚場の往来か…
今日のおすすめ本。2015年10月13日はこちらです。 『愛は束縛』フランソワーズ・サガン著 河野万里子訳 新潮文庫刊 「その背広、素晴らしくよく似合うわ」そう言いながらローランスは、頭のてっぺんからつま先まで、ぼくの体に目を走らせた。「やっぱり私た…
今日のおすすめ本。2015年10月13日はこちらです。 『金沢 酒宴』吉田健一著 講談社文芸文庫刊 金沢の町もその賑やかな所の裏通りは迷路になっていて遅くまで明るい店がどこを見ても並んでいるのが地理を知らなければ自分がどこにいるのか見当も付かなくさせ…
今日のおすすめ本。2015年10月12日はこちらです。 『モデラート・カンタービレ』M・デュラス 田中倫郎訳 河出文庫刊 「あれなんだろうね?」「さあソナティネよ」 少年は弾いた。彼はさっきと同じリズムでソナティネを続けた。そしてレッスンの終わりが近づ…
今日のおすすめ本。2015年10月11日はこちらです。 『日本一周ローカル線温泉旅』嵐山光三郎著 講談社現代新書刊 月山の山麓にある肘折温泉は千二百年の歴史を持つ古湯で、この温泉村は古き湯治場の気配があり、日本昔話のなかにさ迷いこんだような心地よさだ…
今日のおすすめ本。2015年10月10日はこちらです。 『犬は「びよ」と鳴いていた』山口仲美著 光文社新書刊 童謡『犬のおまわりさん』でも犬の声「わんわん わわん」に対して、猫の声は「にゃんにゃん にゃにゃん」です。「にゃんにゃん」は、現在では、猫の声…
今日のおすすめ本。2015年10月9日はこちらです。 『観音の表情』岩本裕著 入江泰吉写真 田枝幹宏写真 淡交社刊 千手観音、くわしくは千手千眼観世音菩薩といい、また千眼千臂ということもある。その身に千本の手があり、さらにその各々の手の掌に一眼がある…
今日のおすすめ本。2015年10月7日はこちらです。 『ナタリーの朝』A・M・ツウェイバック著 平井イサク訳 あたしたちはユース・センターのダンス・パーティーへ行った。会場は混みあっていて、ダンス・フロアは狂ったようにくるくるまわっているアベックでい…
『捨てがたき人々』の榊英雄監督の新作。 『木屋町DARUMA』を観てまいりました。 http://kiyamachi-daruma.com/ “あまりに過激な内容がタブー視され、大手出版社が軒並み刊行を拒んだ”という、丸野裕行さんの同名小説が原作。 主人公が四肢のない元ヤクザと…
今日のおすすめ本。2015年10月5日はこちらです。 『甲羅男にカブト虫女』エイモス・チュツオーラ著 鴻巣友季子訳 「運よ、わたしにこい!」 アジャイイは、にんまりしていった。「よしよし、これでおまえも、じきに金持ちだ。わたしの神様はけっして嘘はつか…
今日のおすすめ本。2015年10月4日はこちらです。 『水の家族』丸山健二著 求龍堂刊 私は終ったのではなく、始まったのだ。 そうとしか思えない。そうとしか思えない光景が今、私の真下に伸びやかに広がって輝いている。昇り竜を想わせる忘れじ川、その上流で…
10月21日発売!The Birthday NEW ALBUM『BLOOD AND LOVE CIRCUS』。 Fabulousでもご予約を開始いたしました。 『GOLD TRASH』に引き続き、チバさん自らがアートワークを手掛けられたB3サイズのポスターを、Fabulousオリジナル特典としておつけいたします。 …
オクトーバー!!! 空がずいぶんと高くなりました。もうすっかり秋ですなあ。いまくらいの陽気がずっと続くといいのに。 今日のおすすめ本。2015年10月2日はこちらです。 『女三人のシベリア鉄道』森まゆみ著 集英社刊 窓際のわたしの席からは、とてつなく…