『捨てがたき人々』の榊英雄監督の新作。
『木屋町DARUMA』を観てまいりました。
“あまりに過激な内容がタブー視され、大手出版社が軒並み刊行を拒んだ”という、
丸野裕行さんの同名小説が原作。
主人公が四肢のない元ヤクザという設定やタイトルとビジュアルのインパクトから、
どんなおどろおどろしい映画かと覚悟をして席に座りました。
思わず目を背けてしまうような場面は何度もありましたが、
観終わった後は不思議と清々しい感じ。
遠藤憲一さん、三浦誠己さん、武田梨奈さんをはじめとする役者のみなさん、
そしてなにより榊英雄監督のひたむきな人柄によるものでしょう。
見世物小屋的なものを期待して観にいかれると、
肩すかしを食うかもしれません。
でも僕はこの作品を「青春映画」だと想いました。
上映後の舞台挨拶で武田梨奈さんが、
「女性と男性で観賞後の反応がちがう」
とおっしゃっていました。
女性のみなさんの感想も聞いてみたいですね。
京都ではみなみ会館で絶賛上映中。
10月9日に上映後にはふたたび榊英雄監督の舞台挨拶があります。
http://kyoto-minamikaikan.jp/archives/23212
ぜひ劇場に足をお運びください。