前回ご紹介させていただいた、
『捨てがたき人々』。
週末に京都シネマで観てまいりました。
『捨てがたき人々』 榊英雄監督
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この作品に登場するのはみんな、己の欲望に忠実な人間ばかり。
その姿はどこまでも滑稽で醜悪です。
でもなぜか憎めないのは、どこかで彼らに憧れているからでしょう。
生と、性と、精と、聖。
それを体現する大森南朋さん、美保純さん、内田慈さん、
そしてなにより三輪ひとみさんの肉体の存在感。
あえてR18での公開を決断された榊監督の英断と、
監督の覚悟と期待に応えた役者のみなさんの演技は、
本当に素晴らしい。
僕が2014年上半期に観た日本映画の中で、
ぶっちぎりのナンバーワンです。
もしR18で躊躇しているのなら本当にもったいない。
女性にこそ観ていただきたいと思います。
ぜひお近くの劇場に足をお運びください。