おんなたらしの作法

前回ご紹介させていただいた、

『捨てがたき人々』。

週末に京都シネマで観てまいりました。


『捨てがたき人々』 榊英雄監督

https://www.facebook.com/SUTEGATAKIHITOBITO


この作品に登場するのはみんな、己の欲望に忠実な人間ばかり。

その姿はどこまでも滑稽で醜悪です。

でもなぜか憎めないのは、どこかで彼らに憧れているからでしょう。


生と、性と、精と、聖。


それを体現する大森南朋さん、美保純さん、内田慈さん、

そしてなにより三輪ひとみさんの肉体の存在感。


あえてR18での公開を決断された榊監督の英断と、

監督の覚悟と期待に応えた役者のみなさんの演技は、

本当に素晴らしい。


僕が2014年上半期に観た日本映画の中で、

ぶっちぎりのナンバーワンです。


もしR18で躊躇しているのなら本当にもったいない。

女性にこそ観ていただきたいと思います。


ぜひお近くの劇場に足をお運びください。

http://sutegatakihitobito.com/theaters.html