今日のおすすめ本。
2015年10月10日はこちらです。
『犬は「びよ」と鳴いていた』
山口仲美著 光文社新書刊
童謡『犬のおまわりさん』でも犬の声「わんわん わわん」に対して、
猫の声は「にゃんにゃん にゃにゃん」です。「にゃんにゃん」は、
現在では、猫の声として固定化し、猫を意味する名刺にもなっています。
「あそこに、にゃんにゃんがいるよ」と大人は幼児に教えます。
犬は「わんわん」、猫は「にゃんにゃん」なのです。
一体全体「にゃん」の声はいつからあるのでしょうか?
(中略)
そもそも、猫はいつから日本にいたのでしょうか?『国史大辞典』を
はじめとする辞典類の解説によれば、飼猫は奈良時代に大陸から渡米した
ようです。それ以前には野生の猫が日本にはいました。古墳時代以前の
遺跡から猫の骨が出土しています。
平安時代になると、天皇をはじめ貴族たちは、中国から渡来した唐猫を
愛育しています。そのかわいがり方は並一通りではなく、猫が子を産むと
祝賀パーティーまで開いています。彼らの記した日記や物語にそうした
記事が現れます。猫は、上層貴族の間で飼われる貴重なペットだったのです。
そういえば、彼らの呼名「ねこ」も、『源氏物語』の猫の声から推測できる
ように、その鳴き声「ね」に、可愛いものをあらわす接尾辞「こ」がついて
できた名前だと思われます。猫は最初から日本人には「ねー」と聞こえる声で
鳴いていたのです。
(「第二部 動物の声の不思議」本文より)
「ねー』
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