孤狼の掟

油断してたら一ヶ月なんてすぐですね。

今月も出ました。


この日ばかりは少し早起きして、

朝一番に本屋に駆け込むのです。


映画秘宝』10月号 洋泉社


今月号の表紙は、ウォンビン

韓国が世界に誇る男前です。


女性誌ならまだしも、なぜ秘宝にイケメンが・・・?

と思ったのは僕だけではないはず。


その疑問は特集を読んで氷解しました。


今月号の特集はズバリ、

「危なく楽しい暴力映画を、古今東西総まくり!
 バイオレンスアクション大百科」。


ウォンビンの新作は『アジョシ』といって、

これが韓国では成人指定を喰らったほどの、

超ハードバイオレンスの傑作だそうで。



『アジョシ』 イ・ジョンボム監督


ガンアクションが、めちゃくちゃバツグンですYO!!


そしてなんといっても本特集の白眉は、

「気鋭の暴力小説家によるバイオレンス映画エッセイ」。


中でも戸梶圭太が語る、

『L.A.大捜査線/狼たちの街』が秀逸。


トカジ曰く『LA大捜査線』は、

「『まさに誰一人好きにさせず、

 見る人に嫌な思いをさせる』

 ことに本気で挑んだ映画」。


『L.A.大捜査線/狼たちの街』 ウィリアム・フリードキン監督


エクソシスト』で知られるフリードキンの、

底意地の悪さが全開の作品。


久しぶりに観返したくなりました。


他にも「ありがとう、俺たちの原田芳雄」、

アメリカン・コメディの現在」など、

今月も捨てページなしで、たったの税込み1050円。


くだらない自己啓発本を買うくらいなら、

こっちのほうが百万倍人生の糧になるってもんですよ。


ぜひご賞味下さい。