昨日の定休日。
またまたお会いしてきましたよ。
あのおじさんに。
『アジョシ』 イ・ジョンボム監督
当たり前の話ですが、二回目の鑑賞ということで、
物語はすっかり頭に入っているわけです。
しかしながら初見の衝撃はまったく薄れず。
それどころかウォン・ビンの繊細な演技と俊敏な動きに、
一層驚嘆して帰ってまいりました。
ちょうどテレビで放送されていたのですね。
主演男優賞はウォン・ビン!
壇上に上がり、恥じらいながら俯きがちにスピーチをする姿は、
朴訥な青年そのもの。
まるで精緻な機械のように敵を倒す主人公を演じていたとは、
とても信じられません。
気になってこちらも観返してみましたが、
この人物とも全然違います。
それにしてもウォン・ビンの作品選びの姿勢の、
挑戦的なことよ。
難しい役柄ばかりを次々に演じています。
まあ、『アジョシ』にしろ『母なる証明』にしろ、
こういった映画自体が今の日本映画では製作されませんからね。
そういう意味では、日本の俳優さん達も可哀想なのかもしれません。
あとひとつだけ気になったのは、
今回も劇場に人が入っていなかったこと。
みなさんもう観られましたか?
おそらくまだ未見の方が多いのでは。
僕の周りでもまだ一人しか観ていませんが、
それは実に勿体のない話。
僕の稚拙な文章では説得力に欠けるので、
こちらを聴いていただきましょう。
http://podcast.tbsradio.jp/utamaru/files/20110924_hustler.mp3
ほら、観たくなってきたでしょう。
早く駆けつけないと上映が終わっちゃいますよ。
この三連休は劇場へ!!
ぜひご賞味下さい。