大好きな本

すっかり遅くなってしまいましたが、

新年あけましておめでとうございます。

みなさん、昨年中は大変お世話になりました。

本年も何卒よろしくお願いいたします。


2011年は嬉しいニュースで幕を開けましたね。


サンセットからサンライズまで、

終わらない曲でアタマで回る1年になりますように。


さてさて。

1週間ばかり遅いですが、

『2010年この本にブッとばされた!ベスト5』

を発表したいと思います。


第5位

『ドゥルシネーアの休日』 詠坂雄二著 幻冬舎


第4位

『センチュリー・オブ・ザ・ダムド』 戸梶圭太著 早川書房


2011年は『ディスコ探偵水曜日』や『DINER』のような、

圧倒的な小説がなかったような・・・。

そんな中でも面白かった2冊。


詠坂雄二も戸梶圭太も新作が出たら必ずチェックするし。

『乾いた屍体は蛆も湧かない』も早く読まないと。


第3位

『男の教養』 福田 


月並みな惹句で恐縮ですが、読むとやたら元気になります。

こういう大人になりたい。

あと昼から呑みたい。

揚げ物食べたい。


第2位

ブラスト公論
 〜誰もが豪邸に住みたがってるわけじゃない[増補新装版]』

ライムスター宇多丸 前原猛 高橋芳朗 古川耕 郷原紀幸著 

シンコーミュージックエンタテイメント


これはまだブログで紹介してませんでしたね。


この本が復刊されるのをタマフルで聴いた時、

どれだけ嬉しかったことか。


元の本の存在を知った時には既に絶版で、

Amazonでもプレミア価格。

大阪の図書館まで借りにいき、全ページコピーしました。


まさに、“名著復活!!!!”。


全編これぞ駄話、これぞボンクラ。

内容はといえば、こんな塩梅。


http://podcast.tbsradio.jp/utamaru/files/20100724_satlab_1.mp3

http://podcast.tbsradio.jp/utamaru/files/20100724_satlab_2.mp3


しかしその中にこそ真実があります。


例えば、

「おしゃれは戦争だ!そして君たちはノイローゼだ!」

というタイトルの切れ味。

「おかしいな、俺んちの鏡の前ではバッチリだったのに」

というフレーズの凄み。


自意識という怪物に悩まされている、すべての人へ。


第1位

『恋と股間』 杉作J太郎著 理論社


2010年に読んだ本で、ぶっちぎりダントツの1位。

出版されたのが2008年10月なので、

新刊ではありません。

既読の方は何を今さらとお思いでしょう。

不勉強をお許し下さい。


本当に、本当に愛おしい本です。


過日、吉田豪さんとのトークショーで、

実物の杉作さんを拝見しました。

照れ屋で、カッコよくて、優しくて、

とても魅力的な人でした。


それは、氏の書く文章そのまま。


新刊も発売されました。

『応答せよ 巨大ロボ、ジェノバ』 杉作J太郎著 扶桑社


杉作さん、初の長編小説。

この本に関しては、項をあらためて。


2011年は杉作さんの年になるでしょう。

これ、予言です。


今年もたくさんの面白い本とめぐり会えますように。

Fabulousがその一助になれれば幸いです。


そうそう、明日からは通常に戻りまして、

11:00〜19:00の営業とさせていただきます。

ご来店を心よりお待ちしております。


それでは、2011年もカミナリを鳴らしにゆきましょう!