バニー・レークは行方不明

これまで何度も紹介してきた、

『ミレニアム』シリーズ。

その後、なかなか次の本に触手が伸びませんでした。


それほど『ミレニアム』の読書体験は、

自分にとって強烈だったのです。


昨日ようやく手に取った本。

こちらです。


七つまでは神のうち』 三宅隆太著 SDP


映画監督や脚本家として多くの作品を手掛けられてる、

三宅隆太さん。


『ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル』のリスナーには、

スクリプトドクター」の異名でもおなじみでしょう。

最近では「ブルボン三宅」なんてのもありますね。


僕もその理知的で穏やかな語り口と、

論理の明晰さに魅了された一人です。


http://podcast.tbsradio.jp/utamaru/files/20090808_satlab_1.mp3

http://podcast.tbsradio.jp/utamaru/files/20090808_satlab_2.mp3

『真夏の現代ホラー映画講座』


http://podcast.tbsradio.jp/utamaru/files/20090919_satlab_1.mp3

http://podcast.tbsradio.jp/utamaru/files/20090919_satlab_2.mp3

http://podcast.tbsradio.jp/utamaru/files/20090919_satlab_3.mp3

スクリプトドクターというお仕事』


本書は自身による同名映画の原作本。


本当は映画を観たいところなのですが、

いかんせん怖そうで・・・。

だってこれですもの。


七つまでは神のうち』 三宅隆太監督


http://nanagami.com/#/top

さくらを探さないで・・・。


三宅監督は小説を書かれるのは初めてとのこと。


確かに描写に拙いところはあります。

もっと怖がらせることも出来たはず。

でも本書のテーマはそこではないのですね。


これは、懺悔の物語。


そのためにこそ本書は書かれたのでしょう。

あとがきに胸を衝かれました。


映画秘宝』10月号に掲載されている三宅監督のインタビューも、

併読されることをおすすめいたします。


ぜひご賞味下さい。