古本屋探偵の事件簿

さてさて。

年末年始に読んだ本のご紹介。



『蒼林堂古書店へようこそ』 乾くるみ著 徳間文庫


タイトルのとおり古書店が舞台の連作短編ミステリです。


蒼林堂古書店はミステリ小説が専門。

そこの店長と常連客が、身の周りで起こる“日常の謎”について、

推理するというもの。


この店長はミステリの評論活動もしており、

各短編の後ろに店長の執筆したミステリ評論が付いてくるという、

いささか凝った作りになっています。


小説はもちろん、この評論部分が面白くて。


世の中にはまだまだ、

読んだことのない本がたくさんあるのですね。


絶望と希望を同時に感じます。


今年は1冊でも多くの本を読むのだ。


あ、短編集ですけどちゃんと順番に読んで下さいね。


あと古書店が舞台のミステリなら、

『淋しい狩人』 宮部みゆき著 新潮文庫

もおすすめですよ。


ぜひご賞味あれ。