ぼくのミステリな日常

飲んだ帰りに立ち寄る本屋は、

実に楽しいものです。


泥酔はいけませんよ。

人様にご迷惑を掛けかねませんからね。


ほろ酔いくらいが、ちょうどいい。

ちょっと気も大きくなってたりして。


普段手に取らないジャンルの本や、

気になってたけど持っていない本を買って、

帰りの電車で読む。


至福の時間です。


昨日、淀屋橋駅の本屋で買いました。

この本。


『4ページミステリー』 蒼井上鷹 双葉文庫


以前新聞の広告で見て、気になっていたのです。


「ひと駅で読めちゃう

 ショートショートミステリー

 一挙収録60本!!」
  

「電車のお供に1冊。

 気軽にめくって
 
 ビシリと面白い!」


ミステリには目がありませんのでね。

蒼井上さんじゃなくて、蒼井さん。

名前は存じ上げていましたが、

実際に読むのは初めてです。


当たり前の話ですがタイトルどおり、

4ページの短編がずらっと並んでいます。


思わず唸らされるものから、

ちょっと首をひねってしまうものまで。


まあ、60編もあればさすがに玉石混淆ですね。


原稿用紙5枚というくくりがあるので、

基本的にアイデア一発勝負。


これすごいでしょうと言わんばかりの、

作者の得意顔が見えるようで、

そこが鼻につかなくもありません。


でも「電車のお供」にはうってつけ。

ページをめくる指が止まりません。


蒼井さん、次は長編を読んでみましょうか。


ぜひご賞味下さい。