少女には向かない職業

みなさん、こんにちは。


眼がかゆくて、くしゃみが止まらないのですが、

これってやっぱりあれですかね。


K・A・F・U・N。


花粉。

ちょいと早くないかい?

まあ、今年は例年の10倍の花粉が飛散するらしいですからね。

みなさんもご用心くださいませ。


さてさて。

年末年始に読んだ本・パート2。


『隻眼の少女』 麻耶雄嵩著 文藝春秋


旧家を舞台にした連続殺人事件に探偵が挑むという、

これ以上ないくらい本格的な、本格ミステリ


僕が小説を読む大きな動機として、

ビックリしたい!!

というのがあります。


今まで読んできた世界が、

たった一行の破壊力で、

ガラガラと音を立てて崩れていく・・・。


その瞬間のカタストロフィが味わいたくて、

本を読んでいるといっても過言ではありません。


ゆえにミステリを手に取る機会がおのずと多くなるのですね。

この小説でも、その醍醐味は充分に味わえます。

しかし、そこは麻耶雄嵩さん。

一筋縄ではまいりませぬ。


底意地の悪い感じとでもいいましょうか。

最上級の褒め言葉です。


ちなみに『隻眼の少女』は、

『2011本格ミステリベスト10』 探偵小説研究会編著 原書房


の国内編第1位に選ばれております。


こちらは映画からコミックまで網羅した、

良質のガイド本。


合わせてご賞味あれ。