「地球上のマーケティング野郎は一匹残らず死ねばいいと思います」
一見すると過激に思える言葉ですが、
正鵠を射ているのではないでしょうか。
先日『モテキ』を劇場で観た際に、
上映された予告編はこの三本でした。
・・・・・。
観ていない映画のことを書くのは公平ではないかもしれません。
卑怯者の誹りは受けるのは免れないでしょう。
でもこれ、本当にみんな観たいのかなあ。
真面目に映画を観ている観客が、
積極的に劇場に足を運ぶことはないと思います。
少なくとも僕は観ません。
日本映画だけに限らずとも、テレビや雑誌など、
あらゆるメディアがつまらなくなったと言われて、
しばらくたちます。
どうしてこんなことになってしまったのか。
その問いの答えが、冒頭の町山さんの言葉なのだと思います。
マーケティングこそが諸悪の根源。
賛同される方も多いのではないでしょうか。
もちろんそんな現状に満足することなく作品を作り続けておられる、
志の高い方もいらっしゃいます。
例えば園子温監督。
マーケティングからはこの企画は出ないでしょう。
他にも、久々に「おお!」と声を上げてしまうような、
映画の企画を耳にしました。
まだまだ絶望するには早すぎます。
願わくば全身がシビれるくらい刺激的な作品に、
一作でも多く出会えますように。