ふたとおりの終点

公開から約一ヶ月。

ようやく観てまいりました。


モテキ』 大根仁監督


http://www.moteki-movie.jp/index.html


大ヒットしているようですね。

レイトショーで観たのですが、

劇場の席は半分以上埋まっていました。


ドラマ版からのファンとしては嬉しい限り。


僕の周りでも観ている人が本当に多いです。

しかもみんな、観にいくのが早かった。

ほとんど公開週の週末に観にいってたんじゃないかなあ。

こんなことはここ最近なかったです。


実際面白かった!


この物語の主人公である幸世役の森山未來さんは、

ドラマ版から引き続きでしたのでさておくとして、

映画版から登場の女優さんがみなさん素晴らしい!


特にるみ子役の麻生久美子さん。

不憫なんだけどつい笑ってしまう、あの感じ。

彼女が最後に見せる笑顔は、

僕にとってこの映画のラストシーンでした。


勿体ないなあと思ったのはPerfumeが登場するダンスシーン。

あそこは予算をドーーーンと乗せて、

もっと大掛かりに撮影するべきだったのでは。

少々中途半端な印象を受けました。


あとは真木よう子さん演じる、素子の最後の台詞。


宇多丸さんを始め、指摘されている方も多いですが、

あれは絶対にいらないと思います。

それまでの素子の言動からしても、

そんなこと言わないだろうという感じ。


あの台詞のせいでその直後の幸世の行動が、

途端に子どもっぽく、安っぽくなってしまった気がします。

残念でなりません。


まあ、上記のような不満点もありますが、

映画全体としては非常に楽しめました。


劇場でもみんなが一緒に笑って盛り上がり、

ちょっとした連帯感。

なかなか得難い経験でした。


何より観終わった後に人と話したくなる。

「あいつ本当にひどいよな!」

てな感じで。


それがこの映画の最大の魅力だと思います。


まだ観ておられない方。

早めの鑑賞をおすすめいたします。

そして感想を話し合いましょう!


ぜひご賞味下さい。