定食学入門

昨日ご紹介したこの本。


]

『かながわ定食紀行』 今柊二著 かもめ文庫


実は続編も出ています。



『かながわ定食紀行 おかわり!』 今柊二著 かもめ文庫


続編を“おかわり!”っていうのがいいじゃないですか。

帯の“ご飯ちょうだい!”の惹句も潔いですね。


今作でも神奈川県内の定食屋さんがド〜ンと50軒されています。

和食、洋食、中華、なんでもござれ。


今回も少し引用させていただきましょう。


「私の定食登場。

 おお、ハンサムなトンカツだ。

 (中略)

 続けてトンカツにソースをかけてかじる。

 ・・・衣の薄さとロース肉のボリューム感がたまらない。

 肉自体もうまいし、揚げ方も上手なのだ。

 (中略)

 続けてご飯を食べると絶妙の炊き加減。

 いや、もう天にも昇らんばかりの素晴らしい仕事ぶりで感動する。」


まったく空きっ腹には毒ですね。


そういえば今さんの著書には、

このキャラクターがよく登場するのですが、

これが御本人にそっくり!

まさか自画像だったとは・・・。


そして本書の最後には、

「巻末特別大定食論文」

なる文章が掲載されています。

これが大真面目に書かれていて実に面白い。

しかも後記でオチがつくという二段構え。

定食評論家の面目躍如といえましょう。


ふらっと神奈川にいって、定食が食べたいなあ。


ぜひご賞味下さい。