女子の生きざま

今日は久々に本の紹介をいたしましょう。


こないだの連休前に買った本。

移動の車中で読み始めたのですが、

あまりの面白さにするするするすると、

すぐに読了しまいました。


これ。


『くすぶれ!モテない系』 能町みね子著 文春文庫


失礼ながら能町さんのことは存じ上げておりませんでした。

それでも手に取る気になったのは、

モテキ』の作者久保ミツロウさんが、

Twitterでおすすめされていたから。

ちなみにお二人は巻末で対談もされています。


本書での「モテない系」とは、

「100%モテないわけじゃない、彼氏やダンナがいることもある、

 でも『モテないオーラ』がモアモアとにじみ出ている・・・」

人であると、まえがきに書かれています。


その中でも特に女性。


能町さんはそんな「モテない系女子」を「憐れみ」、

「同情しつつも何もせず、ただただいじくりまわし」ます。


それでも嫌味な感じがしないのは、

能町さん自身の立ち位置が、

モテない系女子」として貫かれているから。

自虐的ともいえる記述に、思わずニヤリとしてしまいます。


“モテ人口ピラミッド

“圏外ちゃん”

くるりの出し方”

などの指摘にも膝を打ちました。


男性も女性も。

モテる人もモテない人も。


ぜひご賞味下さい。