おれがあいつであいつがおれで

今日からもう3月なのですね。

それにしては寒くないかい。

早く暖かくなってくれるとよいのですが・・・。


さてさて。

昨日紹介した能町みね子さん。

『くたばれ!モテない系』の著者紹介を読んでいたら、

何やら不思議な記述が。


「大学卒業後、ネクタイ時代、OL時代を経て、

 現在は文筆業&イラスト描き」


・・・?????


気になっていそいそとパソコンで検索。

こういう時インターネットって便利ね〜。

ふむふむふむ。


それによりますと。


能町さん。

以前は男性だったのですね。

こんな本も出されています。


『オカマだけどOLやってます。完全版』 能町みね子著 文春文庫


さっそく読んでみました。


女性として暮らしながらも、

「私、わりと毎日ヘラヘラ楽しくやってるし、

 苦労がないわけじゃないけど誰にだってそれなりに苦労はあるだろうし。

 世間と戦っているつもりなんか全然ない」

という能町さん。


自らのことを「オカマ」と呼称します。

「『性同一性障害』は病名」であり、

「居心地の悪さを感じる」から。


これがいいのですよ。


ことさら大上段に構えることなく、

「オカマ」としての日々感じたことを、

さらりと書いてみせる。


まるで親しい友達の話を聞いているかのよう。


だからこそ共感出来る。

他者として思いやることが出来るのです。


まあそんなこと考えなくても、

十分に楽しめます。


まずは興味半分からでも。


ぜひご賞味下さい。