道徳という名の少年

今日からもう2月なんですね。

ついこないだまでお正月だと思ってたのに。

早いなあ・・・。


さてさて。

おととい読書日記をご紹介した桜庭一樹さん。

今日は小説を。


青年のための読書クラブ』 桜庭一樹著 新潮社


桜庭さんの小説はどれも面白いのですが、

中でもこれは、定期的に読み返したくなります。


東京の山の手にある女学校、聖マリアナ学園の読書クラブ。

そこを舞台にした100年にも渡る物語。


この読書クラブの設定がいいのですよ。


「旧校舎の裏」の「幽霊屋敷のような赤黒いビル」にある、

「場末」の部室。

そこに集まる、「学園のはみだし者」である「異形の少女たち」。


これですよ、これ。

もうこの設定だけでワクワクするじゃありませんか。


「哲学的福音南瓜」という読書クラブも中に登場しますが、

ここがまたいいのですよ。

まさに理想の空間。

Fabulousもかくありたい。


どんな空間かは、読んでからのお楽しみです。


ぜひご賞味下さい。