さてさて。
懲りずにまた今日も紹介させていただきます。
だって好きなんだもの。
一気読みしてしまいました。
『怖い話はなぜモテる 怪談が時代を超えて愛される理由』
このブログではおなじみの平山夢明さんと、稲川淳二さんの対談集。
僕の稲川さんと印象いえば、
『ザ・ハングマン』で実験台にされていた、
怖い話をする人ということだけ。
実はすごく知的でクレバーな方なのですね。
この本を読んで初めて知りました。
平山さんは稲川さんのことを、
「長期的な視野を持って怪談を捉え、
後世まで伝わる怪談を残そうと励んでいる希有な人』
と評します。
自分のことを、
「稲川学校出身の稲川キッズ」
とも。
一方、稲川さんは平山さんのことを、
「天才」
と言い切ります。
そんな「気の合う」2人の対談。
これがめっぽう面白い!
怪談とホラーの違い、
怪談には香りがある、
など目からウロコの話が沢山。
稲川さんのご家族の話には、
思わず落涙してしましました。
稲川さんの怪談噺の断片も紹介されるのですが、
その続きが気になって・・・。
まあ怖くてとても聞けませんがね。
怪談に興味のない方にも楽しんでいただけると思います。
ぜひご賞味下さい。