新刊が出版されたら必ず買う作家。
みなさんもおられると思います。
僕にとって桜庭一樹さんはその中の1人。
サイン会にいそいそと馳せ参じたことも。
桜庭さんは東京創元社のホームページに、
読書日記を連載されています。
これまでに単行本にまとめられたものは4冊。
このブログでも紹介させていただきました。
『少年になり、本を買うのだ』 桜庭一樹著 創元ライブラリ
『書店はタイムマシーン』 桜庭一樹著 創元ライブラリ
さて、その読書日記。
今月分が更新されております。
http://www.webmysteries.jp/sakuraba/sakuraba1104-1.html
「その日」
という記述で始まる、
3月11日から31日までの日記。
「本を読まずに、寝た」
という一行の重み。
「なにげない日常」
の素晴らしさ。
震災以降に読んだ文章で、
いちばん心に響きました。
「出かけよう。
人に会おう。
それから、読もう。
読もう。
被災地じゃないこの場所で、
蒼い闇に溺れないように!」
ぜひご賞味下さい。