私は何も信じない

復活!!


わがたよれる参謀。

パソコンが無事に帰還いたしました。


というわけで再開させていただきます。


今日のおすすめ本。

2014年11月8日はこちらです。


クリシュナムルティの日記』

J・クリシュナムルティ著 宮内勝典訳 めるくまーる刊


 暴力はいたるところにある。高い教育を受けた人々にも、最も原始的な人々、

知的な人、感傷的な人たちのなかにも同じようにある。教育も、組織的な宗教も、

人間も手なづけることはできなかった。いや逆に、戦争や拷問、政治犯収容所、

陸や海での動物の屠殺に関して、教育も宗教も責められるべきだ。進歩すれば

するほど、人間は残酷になるようだ。政治は暴力団まがいのものになって、

一つの団体は他に対抗している。国家主義は戦争へと導いてきた。経済戦争もある。

個人的な憎悪や暴力がある。人間は経験とか知識から学んでいるようには見えず、

あらゆる形の暴力がつづいている。いったい知識は、人間や社会を変革するのに

役立つのだろうか?(中略)

 暴力は殺人や爆弾や流血の革命のなかにあるだけではない。もっと根深く、

もっともっと微妙なものだ。順応や模倣は、すでに暴力の兆候なのだ。権威を

もたせたり受け入れたりすることは、暴力の兆候だ。野心とか競争は、こうした

攻撃性や残酷さのあらわれだ。比較は、悪意や憎悪をともなった嫉妬を生む。

葛藤のあるところ、内であれ外であれ、そこに暴力の基礎がある。どんな形であれ、

分離が争いと苦痛をもたらす。

(本文より)


こちらは現在絶版となっております。

信販売もさせていただきますので、

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日々の“おすすめ本”から、

貴方のお気にいりの一冊が見つかりますように。