だれが「本」を殺すのか

いきつけの新刊書店が閉店して、早二ヶ月あまり。

不便な日々を過ごしております。


先日久々に店の前を通ったところ、

派手な外観のゲームセンターに様変わりしてました。


公序良俗や景観云々なんて野暮なことは言いたくないですが、

書店の跡地がよりによってゲームセンターってどうよ。

文化都市京都が聞いて呆れるわ。


まったく暗澹たる気持ちになります。


京都にも支店のある某大型書店は、

ネット販売の送料を無料にするかわりに、

店舗間の取寄サービスを廃止しました。


ちなみにネットの在庫と店舗の在庫は別になっていて、

ネットに在庫がなく、店舗にのみ在庫のある商品の、

取寄や発送もしてもらえません。


某超大型通販サイトに対抗しての措置なのでしょう。

でもそれってサービスとしては本末転倒じゃないの?


自分で自分の首を絞めているとしか思えません。


この業界の末席を汚す一人として、

酔いにまかせてつらつらと煩悶しつつ、

今日も本を読むのです。