アメリカを葬った男

復活!!!

今日のおすすめ本。

2017年12月10日はこちらです。


『フェイク マフィアをはめた男』

ジョセフ・ピストーネ著 落合信彦


 自分の位置を確立するというのは微妙な仕事である。

ささやかな印象の積み重ね、ちょっとしたテストの繰り返し、

暗黙の承認の集積なのだ。

(中略)

 特別な注意を引くことなく、自分の存在に気づいてもらうという

このゲーム、目立つ動きをせずに悪党連中の世界に滑り込み、

そのまま自分を受け入れてもらうというゲームを、私は数か月間

つづけてきた。このゲームはあちこちを少しずつプッシュしつつ、

あくまでも穏やかに進めていかなければならない。簡単な紹介、

短い会話、あちこちの店に姿を見せること、自分が何をやっているか

ということに関するそれとないほのめかし。さりげない振る舞い、

表情、自分なりのやり方を知っているということを示す業界用語 −

こうしたことすべてが重なり合って、進んでいくその背後に

「信用できる人間」という跡を残していくのだ。そして何にもまして

重要なのは、決して急いではならないということだ。誰か特定の

人物に会いたがったり、特定のコンタクトを持ちたがったり、

特定の事実を知りたがっったりしていると見られてはならない。

物ごとを急いで進めようとするのは、サツのまわし者という

レッテルを、いとも簡単に貼られるやり方だ。

(本文より)


https://www.youtube.com/watch?v=JxJrQyW9kr0:MOVIE


こちらは初版本で現在絶版となっております。

信販売もさせていただきますので、

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日々のおすすめ本から、

お気にいりの一冊が見つかりますように。

今日も明日も明後日も。

ごきげんよくお過ごしください。