さて何の話でしたっけ。
そうそう、『映画秘宝』。
「名探偵、ハードボイルド、バカミス、
最狂トリックに衝撃ドンデン返しまで!!
このミステリ映画にだまされろ!」
が今月号の特集でした。
一口に「ミステリ」と言っても、
その内容は実に多岐に渡ります。
定義づけようとすると、紙幅がいくらあっても足りません。
喧々囂々の論争が巻き起こることは必至。
実際にそれについて書かれた本が何冊も出版されています。
口角泡を飛ばす議論ももちろん楽しいのですが、
こと映画に関していえば、そういう堅い話は抜きにして、
いかに巧く騙してくれるかが重要な気がします。
「このミステリ映画にだまされろ!」という惹句は、
言い得て妙ですね。
小説だと本を投げ飛ばしかねない話でも、
映画ならばゲラゲラ笑って許せると申しましょうか。
この映画はその最たるもの。
『ワイルドシングス』 ジョン・マクノートン監督
この二人が揃ったら怖いものなしです。
放送する映画のセレクトと、予告の引きの強さには定評のある、
『木曜洋画劇場』だとこうなります。
ちょっと面白そうでしょ。
そこのお父さん。
お正月休みに一杯やりながら観るのには、
ピッタリの作品ですよ。
ぜひご賞味下さい。