狂気な作家のつくり方

久々に登場していただきましょうか。

平山夢明さん。


『「超」怖ドキミオン 日々狂々、怪談日和』 

平山夢明著 竹書房文庫


2002年から2003年にかけてウェブで公開していた日記を、

1冊にまとめたもの。


と、巻頭には記されています。


しかし、どこまでが事実でどこからが創作かは、

全くもってわかりません。


思わずそう言いたくなるほど、

つくづく変な人や出来事によく遭遇するのです。

平山さんという人は。


自分から進んで巻き込まれているという気もしますが・・・。


そんな平山さんの日記ですから、

当然のごとく普通じゃありません。


4月30日の日記「神に選ばれた国」の、

まるで一編の短編小説を読んだかのような感じ。


11月12日の日記『愚者のインターハイ』の、

神様からのプレゼント。


5月7日の日記「樹海の人」のラスト一行、

“てめえだけ安全なところからチマチマ糸引くような真似はしたくねえ。”

という命懸けの覚悟。


やっぱり信用出来ますね。


ぜひご賞味下さい。