殺戮にいたる病

恐ろしい本を読んだ。



『消された一家 北九州・連続監禁殺人事件』 豊田正義著 新潮文庫


人が人を支配するとはどういうことか。
人はどこまで残酷になれるのか。


怖いのは、これがすべて事実だということ。


主犯格の松永太は自分の無罪を主張。
もちろん弁護士がついている。


どんな気持ちで彼の弁護をしているのだろう。
それを考えても怖くなる。


判決はどうなるのだろう。
最後まで見届けなければ!


人はどうしようもなく闇に惹きつけられる。


それが何より恐ろしい。