少女ソフィアの夏

海の日!


空はただただ青く、雲はもくもくと白い。

やってきましたねえ。

夏。


レモン焼酎とモヒートとテキーラで、

PARTYと洒落こみたいところであります。


今日のおすすめ本。

2015年7月20日はこちらです。


『たのしいムーミン一家』

ヤンソン著 山室静訳 懇談社文庫刊


「パパ、見てごらん。ぼくたち、いいものを見つけてきたんだよ」

 ムーミントロールは、意気ようようと口をはさみました。

「新しいきれいなシルクハット、—きっとパパに、にあいますよ」

 ムーミンパパは、新聞をわきにおいて、ぼうしをとてもていねいにしらべました。

それからパパは、大きなかがみの前にいって、それをかぶってみました。ぼうしは

いくらか大きすぎました—正直にいって、まるで目の上までかぶさってしまい、

とてもおかしなかっこうでした。

「ママ、きて。パパを見てごらん」

と、ムーミントロールはさけびました。

 台所の戸をあけてでてきたムーミンママは、びっくりして、夫を見つめました。

「どんなふうに見えるね?」

 と、ムーミンパパがききました。

「とてもすてきよ。そうね、それをかぶったところは、とてもハンサムだわ。

でも、すこしあなたには、大きすぎないかしら」

と、ムーミンママはいいました。

「こうやったほうがにあうかな」

 こういってパパは、ぼうしをすこしばかりあみだにかぶりなおしました。

「ふむ、そうやったところもなかなかスマートね。でも、どうもわたし、

あなたはぼうしをかぶらないほうが、重みがあると思うのよ」

 ムーミンパパは、自分のすがたを、前から見、後ろから見、また横からながめました。

それから、ふうっとため息をついてぼうしをテーブルの上においていいました。

「おまえのいうとおりだ。人によっちゃ、ぼうしをかぶらんほうが、にあうんだな」

「もちろんですわ、あなた」

 と、ムーミンママはやさしくいってから、

「さ、子どもたち、たまごをおあがり。冬じゅう、松の葉だけ食べていたんだもの。

栄養をとらなくちゃね」

 こういってママは、また台所に消えていきました。

(本文より)


こちらは現在旧装版で表紙ちがいとなっております。

信販売もさせていただきますので、

お気軽にお問い合わせください。

69fabulous@gmail.com



日々のおすすめ本から、

貴方のお気にいりの一冊が見つかりますように。



9月16日発売のThe Birthday BEST ALBUM『GOLD TRASH』

Fabulousでもご予約を開始いたしました。

詳細はこちらをご覧ください。

http://d.hatena.ne.jp/fabulous69/20150916



]

〜RADIO7 20th & RUDE GALLERY 15th Anniversary Party〜

「BLACK RUDE NIGHT VOL.2 」

日付:201/9/21(月・祝日)

会場:BEAT STATION

DRESS CODE :BLACK

時間:OPEN 18:00/ START 18:30

料金:¥5,000(+1DRINK)


http://www.rude-blog.com/2015/06/black_rude_night_in_fukuoka.html

http://radio7.blog45.fc2.com/blog-entry-1256.html


チケット好評発売中です!

こちらもぜひお見逃しなく!!