かゆい。
かゆすぎます。
目と顔がかゆくてかゆくてたまりません。
いったいどうしたらよいものか。
まあ。どうしようもありませんよね。
花粉。ダメ。ゼッタイ。
今日のおすすめ本。
2015年3月16日はこちらです。
『アメリカ南部 大国の内なる異郷』
ジェームズ・M・バーダン著 森本豊富訳 講談社現代新書刊
まず朝食。フロリダ産オレンジジュースに、ベーコン・エンド・エッグ、
トースト、グリッツに、コーヒーというのが典型的である。グリッツとは、
碾き割りトウモロコシを粥状にしたもので、南部に行けば注文しようがしまいが、
朝食にはつきものである。グリッツには、スライスベイコンと卵がついてくるが、
バターやグレイビー(肉汁に調味料などを入れて作ったソース)で味つけを
してもよい。グリッツの味に慣れ親しむには多少時間を要するかもしれないが、
いったん慣れると病みつきになること請け合いである。
(中略)
昼食と夕食には、ポークチョップかフライドチキンに軸つきトウモロコシや、
ゆでたカブの葉、サコタッシュという先住民起源のトウモロコシと豆の野菜料理、
蒸したライス、甘く味付けしたサツマイモ、ササゲ、コーンブレッドに
アイスティーといったところが典型である。特に南部の夏は気温も高く蒸し暑いので、
アイスティーはたっぷりと作っておくのが習わしである。
南部のフライドチキンは、ファーストフードのチェーン店で見かける
脂っこいものではなく、それぞれの家庭で作られる、いわばお袋の味なのである。
日本で味噌汁や漬け物に母親の味が染みついているように、南部の家庭では
母親の作ったフライドチキンを食べて子供は育っていくのである。
(本文より)
こちらは現在絶版となっております。
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日々のおすすめ本から、
貴方のお気にいりの一冊が見つかりますように。