秘密結社の手帖

今日のおすすめ本。

2014年7月25日はこちらです。


フリーメイソン

吉村正和著 講談社現代新書


 志願者はロッジのある建物に入ると、まず準備の部屋に通され、

そこで数分のあいだひとりになる。その後、清貧の証として、

またこれから行なわれる参入儀礼が財産や社会的な地位とは

関係がないことを示すために、身に着けているすべての金属類を

はずす。彼は左膝と左胸を出し、左靴のかかとを潰す。胸を出すのは、

志願者が女性でないことを証明し、さらに膝を出しかかとを潰すのは、

志願者が参入儀式に入る前にすでに厳しい試練を経過していることを

表すためである。(中略)

 志願者はロッジの中を引き回された後、マスターの命令によって、

地下牢を想定した空間に閉じこめられたり、高所から飛び降りたり、

火の中を通ったりする試練を受ける。いずれの場合も巧妙な装置に

よって志願者だけが事実と錯覚するように仕掛けられている。

(本文より)


こちらは旧装版となっております。

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