ウキウキでしょうか。
ドキドキでしょうか。
それともワクワクでしょうか。
みなさん素敵なバレンタインをお過ごしくださいませ。
今日のおすすめ本。
2014年2月14日はこちらです。
『毒入りチョコレート事件』
アントニイ・バークリー著 高橋泰邦訳 創元推理文庫
「キュンメルと、カーシューと、マラスキノね」と、銀紙で包まれた
チョコレートをかきわけながら彼女はいった。それぞれに、中身の名前が、
きれいな青い文字で書き添えてあった。
「ほかにはないようね。新しいもの、ここにははいっていないは、グレアム。
いつものチョコレート・ボンボンの中から、この三種類を選んで詰めただけよ」
「ほう?」ベンディックスはいった。(中略)
数分後、ベンティックスは、街で人に会う約束があるので出かけた。出かけるとき、
彼の妻は、まだそのチョコレートが彼女の好みにあうかどうかを決めようとして、
相変わらず食べていた。彼女がいった最後の言葉は、後のもやはり、ひどく口に
焼けつくようで、これ以上食べられそうもないということだった。
「ベンディックス氏は、そのときの会話を、たいへんはっきり覚えています」
モレスビーは、むさぼるように聞いている顔を見回した。
「なぜって、それが妻の見おさめだったのですから」
(本文より)
こちらは新版の初版本となっております。
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