東京は雪がすごいようですね。
なんでも45年ぶりだとか。
こちらからは想像もできません。
実際に暮らされている方からは「いい気なもんだ」と、
お叱りをいただいてしまいそうですが、
少しうらやましい気がいたします。
どうかみなさんお怪我などされませんように。
今日のおすすめ本。
2014年2月9日はこちらです。
『ヒトのなかの魚、魚のなかのヒト』
ニール・シュービン著 垂水雄二訳 ハヤカワ・ノンフィクション文庫刊
何がいったい、手を正真正銘ヒトのものだと思わせるのだろう?
答えは、少なくともあるレベルでは、手が私たちと目に見える結びつきを
もっていることにちがいない。それは人類がどういう存在であるか、
人類が何を獲得できるかを示す標識である。モノを掴み、モノをつくり、
思考を現実のものにすることができるという私たちの能力は、
この骨と神経と血管からなる複合体のなかに秘められているのである。
手の内部を見たときに、真っ先に受ける驚きは、そのコンパクトな
構造である。(中略)
私たちの手の内部に見られる複雑さと人間性のあいだの関係は、
久しく科学者を魅了してきた。
(本文より)
こちらは初版本となっております。
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