本格ミステリー館にて

昨日は木曜で定休日。

京都から大阪に向け念を送っておりました。


栄冠は努力した者の頭上でこそ輝く。

女神は女神に微笑んだのです。


さてさて。

新刊本を買ってここまで興奮しているのはいつ以来でしょう。

書店で見つけて思わず声を上げてしまいました。


『奇面館の殺人』 綾辻行人著 講談社ノベルス

http://www.bookclub.kodansha.co.jp/kodansha-novels/1201/ayatsujiyukito/


講談社ミステリーランドの『びっくり館の殺人』以来、

6年ぶりの館シリーズ最新作です。

講談社ノベルスでの書き下ろし作品としては、

1992年の『黒猫館の殺人』以来実に20年ぶり。


先日ご紹介した京極夏彦さんの京極堂シリーズと同じく、

刊行を今か今かと待ち望んでいたシリーズです。


いやあ、長かった・・・。


館シリーズの一作目にして、綾辻さんのデビュー作である、

十角館の殺人』を読んだのは大学に入学してすぐのこと。


「終幕のたった“一行”」の衝撃は今でも忘れることが出来ません。


島田荘司さんの『占星術殺人事件』と並んで、

僕が本格ミステリに耽溺する契機となった作品です。


本作も表紙をめくると、いきなり「館」の平面図が。

これですよ、これ。

このいかにもな感じ。

思わずニヤけてしてしまいます。


裏表紙の紹介文によれば、

「名手・綾辻行人が技巧の限りを尽くして放つ『館』シリーズ、

 直球勝負の書き下ろし最新作」

とのこと。


早く読みたい!!


本作はどんな仕掛けで楽しませてくれるのでしょうか。

今晩は夜更かしすることになりそうです。