闇の奥

昨日の日記で海外ドラマについて書いていたら、

僕にも夢中になって観た作品があったのを思い出しました。


僕がビデオ屋でアルバイトをしていた頃ですから、

今から二十年ほど前でしょうか。


三十代以上の方は観られている方もお多いでしょう。

これです。

ツイン・ピークス』 デヴィット・リンチ監督


ツイン・ピークスとは物語の舞台になっている、

架空の町の名前。


今でもこの音楽を聴くと、

町の風景がありありと思い出されます。


そして「世界一美しい死体」といわれた、

ローラ・パーマーの死に顔も。


彼女の死を発端に、町の暗部が顔を覗かせます。

さながら石の裏側から這い出る虫のように。


この作品の最大の魅力は、

謎が謎を呼ぶその展開です。


もう一体全体何がなんだか。


登場人物も全員キャラクターが立っていて最高です。

特に彼女の死を捜査する、FBIのクーパー特別捜査官。

いつもテープレコーダーを持ち歩いて、

彼の一挙手一投足がこの物語で最高の見所といえるでしょう。


デヴィット・リンチの趣味なのか、

出てくる女優さんがみなさん揃いも揃ってお綺麗で。

ちなみに僕はシェリー役のメッチェン・アミックが、

一番のお気に入りでした。


当時は日本でもかなりブームになりましてね。

クーパー捜査官がCMに登場したり、

町のガイドブックが発売されたり。


ええ、もちろん買いましたとも。


みなさんも次の休日には、

まとめて鑑賞されてはいかがでしょう。

もちろんコーヒーとチェリーパイ、

ドーナッツも用意して。


ぜひご賞味下さい。