過ぎ行く風はみどり色

普段あまり本を読まない人に、

「本を好きになるにはどうしたらいいですか?」

と訊かれた場合。


そんな時はミステリの短編集をおすすめしています。

それはなぜか。


謎の答えが知りたいので、続きが読みたくなる。

しかも一編の話が短いので、飽きずに最後まで読める。


それにはミステリの短編集がピッタリなのです。


それを何冊か読み続けていくうちに、

以前より少しずつ本が好きになっている。


はずです。

かくいう僕がそうでしたので・・・。


そんなわけで、ミステリの短編集には今でも目がありません。

最近読んだのはこれ。


なぎなた 倉知淳作品集』 倉知淳著 東京創元社


ミステリファンの間では、猫丸先輩シリーズでお馴染みの倉知さん。

どちらかというと寡作のイメージが強いですね。

その倉知さんがデビュー以来16年間書きためていた、

ノンシリーズものの短編が収められています。


中では『運命の銀輪』に登場する、“死神”というキャラクターが出色。

ぜひシリーズ化に期待したいところです。


収録されている7つの短編すべてに工夫がこらされた、

上質の作品集。


ぜひご賞味下さい。

 

お知らせです。

今週は変則的な営業になります。


2月9日(水)  17時閉店

2月10日(木) 定休日

2月11日(金) 臨時休業

2月12日(土) 臨時休業

 
ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。

何卒よろしくお願いいたします。