快楽主義の哲学

古本屋をはじめるにあたって、
不動産屋さんなどいろいろな方にお会いしたのですが、
その時に訊かれていちばん困った質問は、
「どんな本を扱われるのですか?」です。
「趣味の本ですね〜」などと答えていましたが、
答えになっているのかどうか。
正直、今でも考えてしまいます。


そんなFabulousの在庫の数少ない特徴として、
ビジネス書、特に自己啓発本のたぐいは
一冊もありません。
それは自分が読まないから。
僕にとって本というのはもっと尊いものなのです。
自分を高めるためだなんて、
そんな不純な動機で本を読むわけにはいきません。


というわけで、ウチに置いてある本は、
実用という意味では役に立たない本ばかりです。
しかし。
これ以上人生を楽しく変えてくれるものはありません。




高校生の自分が見たら狂喜するであろう、ウチの本棚。
我ながらなかなか面白いと思います。