太陽の木の枝

今日のおすすめ本。

2014年9月28日はこちらです。


『きりの国の王女』

フィツォフスキ再話 内田莉莎子訳 堀内誠一


「わかっていますぞ、あんたがたは金持になりたい。だがどうやったら

金が手にはいるかわからない。いいちえをかしましょう。あんたがたに、

たった一晩で、すばらしいごてんをたててさしあげよう。とうとい宝ものを、

いくらでもさしあげよう。あんたがたを国いちばんの大金持にしてあげよう。

だがひとつ、約束してもらいますぞ。あんたらの妹はけっして結婚しては

いけない。どうです、これがわたしの条件です。」(中略)

「わしは、おまえたちに、一晩で、このけっこうなごてんをたててやった。

日ごとに金持になるようにしてやった。それをなんだ、おまえたちは!

約束をやぶって、妹の結婚をゆるすとは!わしがだれだか、しっているか!

わしは、悪魔だ。おまえたちにひとりのこらず罰をくわえてやるからよいな。

おまえの妹には、ヤギの子が生まれるだろう。金と銀しかくわぬヤギの子がな!

それがわしの罰だ!」

(「七人の兄弟と悪魔」本文より)


本の装幀はこんな感じ。


函の造作も凝っています。


こちら現在絶版となっております。

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日々の“おすすめ本”から、

貴方のお気にいりの一冊が見つかりますように。



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“RE-ACT TO ALL. STARS”


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