悪について

久々の休日。

なにをしたいかといえば、それはもう決まってます。


映画ですよ、映画。


しかもハシゴ。

これほど胸の踊ることはありませんね。

いつもより少し早起きしたりして。

さっそくいってみましょう。


まずは一本目。


『悪いやつら』 ユン・ジョンビン監督

http://waruiyatsura.com/


主役を演じるのは『オールド・ボーイ』のチェ・ミンシクと、

『ベルリンファイル』のハ・ジョンウ。


この二人の共演で面白くないわけがない!


脇を固める役者たちも最高。

見てください。

この並び、この面構え。




すでに鑑賞された方々の感想ツイートを、

うらやまくらしい思いで読んでおりましたが、

念願叶ってようやく観ることが出来ました。


掛け値なしの大傑作でしたYO!


男、男、男、

コネ、

男、男、男、

煙草、

男、男、男、

刺身、

男、男、男、

ドス、

男、男、男、

瓶、

男、男、男。


劇中で流れる曲も素晴らしい。

釜山の街にいってみたくなりました。


京都みなみ会館でまだまだ絶賛公開中です。

ゆめゆめ観逃すことなかれ!!


そして二本目。

“ワル”つながりでまいりましょう。


『凶悪』 白石和彌監督

http://www.kyouaku.com/


ピエール瀧リリー・フランキーの演じる二人が、

『凶悪』に登場する“ワル“”。

この容貌です。




この二人が共謀した犯罪を暴いていく雑誌記者役に山田孝之

『ゾディアック』のジェイク・ギレンホールですね。


『悪いやつら』の“ワル”がどこか愛すべきものであったのに対して、

こちらの“ワル”は、どこまでも凶悪。

愛すべきどころか一片の同情の余地もありません。


しかし僕がこの映画でいちばん震撼したのは、

山田孝之ピエール瀧拘置所での面会中に、

一緒に破顔した場面でした。

なぜなら僕もここで一緒になって笑ってしまったから。


とても見応えのある実録犯罪映画の傑作。

残念ながら京都での上映は終わってしまいましたが、

少し足を伸ばせばまだまだ間に合います。

ぜひ劇場で凶悪ぶりを目撃してください。


やっぱり映画は劇場で観てこそですよ。

サラインネ!!