監督中毒

またまた店休日のお知らせで心苦しいのですが、

25日(日)から29日(木)まで5連休をいただきます。

ご迷惑をお掛けいたしますが、

よろしくお願いいたします。


さてさて。

今日も『映画秘宝』の話をいたしましょうか。


映画秘宝』11月号 洋泉社


何しろ『映画秘宝』は字が小さくて情報量が多いのでね。

とてもじゃないですが1日では読み切れません。

昨日書いたのは、ほんのさわり程度。

今月号は特に気になる記事が多いのですよ。


中でも読み応えがあったのは、

三池崇史解体新書2001-2011」。


「最新作『一命』公開記念!」として、

ドーーーーーン!!!!!と、

10頁ものボリュームで特集されています。


三池監督のインタビューが実に刺激的。


誌面でも太字にしてある箇所ですが、

あえて引用させていただきます。


「踏み込んだ描写は映倫に怒られちゃうし、興行も打てなくなるから
 『映画じゃできない』って考えちゃう映画人って、やっぱりおかしいですよね。
 何か最近そこらの、我々映画人の常識っていうのがちんまりしてるワケですよ。

 そんなことじゃ観客が、作品に夢を感じられないのじゃないかと。」


日本でいちばん多作な監督だからこその言葉。


ヌルい映画ばかり撮ってるあいつらに、

爪の垢でも煎じて飲ませてやりたいですよ。


テーマごとの解説や各作品の紹介も実に丁寧で、

痒いところに手が届く感じ。


こうやって三池作品を俯瞰してみると、

その作品の幅の広さにあらためて驚かされます。


三池監督の映画を未見の方にこそ、

読んでいただきたい特集。


僕も三池作品を観返してみたくなりました。

これとか狂ってて最高なんですよ・・・。


『新・仁義の墓場』 三池崇史監督


特集と本編。

どちらも必見です。


ぜひご賞味下さい。