無用のかがやき

桜の花は吹雪となって散りつつありますが、

世は春まっさかり。


身体に対して明らかに大きすぎるランドセルを重そうにしょった、

ピカピカの一年生と思しき小学生と街角ですれちがったりします。


麗らかな風景。


ですが個人的には春という季節があまり好きではありません。

元々が怠惰な性格なものですから、

さあ、新生活がスタートです!というような雰囲気に、

うまく馴染めないのですよ。

なんとなく引け目を感じてしまって。


そんな気分をこれ以上ないくらい適確に表現してくれています。


『美女と野球』 リリー・フランキー著 河出文庫


本書に所収の「鶴ちゃんイズム」という文章。

折にふれて読み返します。


自戒を込めて・・・。